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VPNとはVirtual Private Networkの略
直訳すると「仮想専用線」という意味だ。
自宅以外の出先でフリーのWi-Fiなどを利用する際には、個人情報など盗み見される可能性があるというリスク発生する。
そこでVPNを使用することと安全に個人情報のやり取りを行えることになる。
VPNを利用するメリット
VPNを利用するメリットはなんと行ってもセキュリティの向上だ。自宅にVPN設定を済ませたルータ等がある場合、出先からVPN接続できるとまるで自宅にいるようにプリンタなども使用できる。
今回はRTX830にVPNの設定をして外部からアクセスする方法を説明する。
RTX830は3つの設定を追加する
VPNの設定を追加
RTX830の管理画面から[かんたん設定]ー[VPN]ー[リモートアクセス]ー[設定]に進む。
L2TP/IPsecを使用する | チェックを入れる |
認証鍵 | 12345678 (なるべく複雑なものに) |
承認アルゴリズム | HMAC-SHA |
暗号アルゴリズム | AES-CBC |
PPTPを使用する | チェックを入れない |
PPP認証方式 | CHAPもしくはPAP |
これでVPNの設定を完了。
VPN接続するユーザーを設定
登録ユーザーの追加、変更をクリックする。
ここではテストとして以下の設定で進める。
ユーザー名 | パスワード |
PC | aaabbbccc |
iPhone | dddeeefff |
外部からRTX830にアクセスできるようにネットボランチの設定
同じく管理画面から[かんたん設定]ー[ネットボランチDNS]に移動して好きなドメインを取得する。
ネットボランチの登録が完了すると
好きな英数字.aa[数字].netvolante.jp
ここでは仮に test.aa0.netvolante.jp というドメインが取得できたと仮定する。
のドメインがルータに割り当てられる。このドメインにアクセスすることで外部からルータへのアクセスが可能になる。
Windows10でRTX830にVPN接続する場合の設定
Windows10の場合はスタートボタン>歯車アイコン>Windowsの設定>ネットワークとインターネットに進む。
さらにVPN>VPN接続を追加するの+をクリックする。
この画面に今まで設定した情報を入力する。
VPNプロバイダー | Windows(ビルドイン) |
接続名 | 任意 |
サーバー名またはアドレス | test.aa0.netvolante.jp |
VPNの種類 | 事前共有キーを使った L2TP/IPsec |
事前共有キー | 12345678 |
サインインの情報と種類 | ユーザー名とパスワード |
ユーザー名 | PC |
パスワード | aaabbbccc |
これらを入力して保存する。
次に関連設定の中のアダプターのオプションを変更するをクリックする。
先程作成したVPN接続名上で右クリック>プロパティをクリックする。
セキュリティタブに移動して以下の内容に設定する。
VPNの種類 | IPsecを利用したレイヤー2トンネリングプロトコル(L2TP/IPsec) |
データの暗号化 | 暗号化が必要(サーバーが拒否する場合は切断します) |
次のプロトコルを許可する | チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル(CHAP) |
これでWindows10からVPN接続が可能になる。
iPhoneでRTX830にVPN接続する場合の設定
設定>VPNをタップ
[VPN構成を追加…]をタップ
タイプ | L2TP |
説明 | 任意 |
サーバ | test.aa0.netvolante.jp |
アカウント | iPhone |
RSA SecurID | オフ |
パスワード | dddeeefff |
シークレット | 12345678 |
すべての信号を送信 | オン |
これでiPhoneからRTX830に接続可能になる。