VPN不要で外部からWake On LAN(WoL)を利用してPCなどを起動させる設定。
Wake On LAN時のVPN接続のメリット・デメリット
メリット:セキュリティが高く無駄に穴をあける必要がない
デメリット:VPNに接続した状態でないとWake On LANが使用できない
ルータ側(RTX830)のポート開放設定
今回のホストとなるPCは以下と仮定
IPアドレス | 192.168.2.100 |
MACアドレス | aa:bb:cc:dd:ee:ff |
ネットボランチホスト名 | test.aa0.netvolante.jp |
RTX830の管理画面にログイン後
詳細設定 > プロバイダー接続 > 設定の一覧 > 確認
その後下の方にスクロールしてポート開放設定に進む
そして以下の設定を追加する
アプリケーション | 手動入力 |
プロトコル | udp |
ポート番号 | discard |
内側アドレス | 192.168.2.255 |
ポート番号discard(9)でIPアドレスの末尾を255にする。
Magic Packet を LAN に中継するか否かの設定
さらにMagic Packetが破棄されないように以下のコマンドを追加する。
追加するコマンド
ip lan1 wol relay broadcast
これでルータ側の設定は完了。
Wake On LANソフトの設定
ルータ側でWake On LANコマンドの通過を許可させたら次にWake On LANのソフト側の設定を行う。
Wake On LANソフトは何でも良いがMicrosoft Storeから簡単に入手できるMagicPacketを利用する。
MagicPacket を入手 – Microsoft Store ja-JP
Microsoft Storeから「wol」などのキーワードで検索するとすぐに見つかる
インストール後起動して右下の add からadd computer を選択する。
以下の内容を入力する。
Name | 適当な名前 |
MAC address | aa:bb:cc:dd:ee:ff |
Host | test.aa0.netvolante.jp |
Port | 9 |
Wake On LAN mote | Default |
以上で設定は完了。
これで外部からVPN不要でWake On LANが可能になる。