Synology製DS918+ メモリ増設とLAG(LACP)の設定

現在、2016/3/26に購入したSynology製のDS216playをリプレイスすべく調査した結果、DS918+にすることにした。

DS918+とDS216playの仕様比較

もともとバリューシリーズとプラスシリーズなので比較するまでも無いが一応仕様の違いは下記の通り。

DS918+DS216play
購入日2019/9/222016/3/26
CPUモデルIntel Celeron J3455STM STiH412
CPUアーキテクチャ64ビット32ビット
CPU 周波数クアッドコア 1.5 burst up to 2.3 GHzデュアルコア 1.5GHz
ハードウェア コード変換エンジンH.264 (AVC)、H.265 (HEVC)、MPEG-2 および VC-1;最大解像度:4K (4096 x 2160);1 秒当たりの最大フレームレート (FPS):30MPEG-4 Part 2 (XVID, DIVX5), MPEG-2, VC-1, H.265 (HEVC); 最高解像度:4K (3840 x 2160);
1 秒あたりの最高フレームレート(FPS):30
システム メモリ4 GB DDR3LDDR3 1GB
メモリの拡張上限8 GB (4 GB x 2)
ドライブ ベイ42
M.2 ドライブ スロット2 (NVMe)
最大内部生容量64TB16TB
ホットスワップ可能なドライブ
RJ-45 1GbE LAN ポート2(Link Aggregation / フェイルオーバー対応)1
USB 3.0 ポート21
eSATA ポート1
内部ドライブBtrfs
EXT4
EXT4
外部ドライブBtrfs
EXT4
EXT3
FAT
NTFS
HFS+
exFAT(有料)
EXT4
EXT3
FAT
NTFS
HFS+(読み取り専用)
外寸(高さx幅x深さ)166 mm x 199 mm x 223 mm165 mm x 100 mm x 225.5 mm
重量2.28 kg0.88 kg
ノイズレベル19.8 dB(A)
消費電力28.8 W (アクセス)
12.6 W (HDD ハイバネーション)
動作温度5°C から 40°C5°C から 40°C
保証3 年間ハードウェア保証
5 年に延長可能
2年

DS918+を組み立てる

買ったものがこちら。DS918+本体と4GBのメモリと4TBのHDDを2台。

正面にはホットスワップ対応の4ベイとUSBポートがある。

側面にはSynologyのロゴ。

背面は92mmファンが2つとLAG対応のRJ45ポートが2つとeSATAポートとUSBポートが一つずつ。

側面にはM.2ドライブが2つ搭載できる。

蓋(カバー)は工具不要で外すことが出来る。

付属品は電源ケーブル・ACアダプタ・LANケーブル2本・鍵2本・ネジ

今回はNAS向けのSeagate製HDD4TBを2台導入する。

HDDもトレイに工具不要で取付可能で左から1番2番となっている。

4TBのHDD2台でボリュームを作成するのに10時間近くかかった。

DS918+のメモリ増設方法

DS918+は増設用のメモリを取り付けることが可能である。

HDDトレイをすべて取り外すとメモリスロットにアクセス可能になる。

DS918+は仕様上8GBまで対応かのうだが、実際はメーカー保証外だが16GBまで対応する。

16GBは流石に不要と判断したため4GBのメモリを購入した。

ノートPCのメモリ増設に慣れていれば一瞬で作業は完了する。

管理画面でメモリ容量が正しく認識されていればOKだ。

特にアプリを立ち上げていない場合、メモリが8GBあっても4%しか使用していないようだ。。。

DS918+でリンクアグリゲーションLAG(LACP)の設定方法

DS918+はRJ45のLANポートは2つ搭載されておりリンクアグリゲーションLAGに対応している。

[コントロールパネル]ー[ネットワーク]ー[ネットワークインターフェイス]ー[作成]ー[Bondの作成]にすすむ

DS918+で対応可能なリンクアグリゲーションは4種類から選ぶことが可能である。

今回はLACPで設定を行う。

2本目のLANケーブルを接続する前にスイッチの設定を行う。

GS716TのリンクアグリゲーションLAGの設定方法

LAG(LACP)の設定が可能なスイッチとしてネットギア製のGS716Tなどがある。

管理画面から

[Switching]ー[LAG]ー[LAG Membership] の利用したいLAG IDLAG Nameを選んで利用するポートにチェックを入れて有効化する。

[Switching]ー[LAG]ー[LAG Configuration] から利用するLAG IDを選びLAG TypeStatic→LACPに変更して有効化する。

これでDS918+とGS716Tを2本のLANケーブルで接続することでLAG(LACP)の設定が完了する。

ネットワーク状態が2000Mbps(2Gbps)となる。

これで複数同時にトラフィック発生時に1Gbps以上の転送速度が発揮される。

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